施術について
赤や茶色のニキビ痕を、2種類のレーザーで治療
ニキビやニキビ痕に対するレーザー治療です。出来て間もない炎症を伴ったニキビに対しレーザー(Vビーム)を照射することでニキビ菌が産生する炎症性物質(ポルフィリン)の産生を抑え治りを早くし痕を残しにくくします。またニキビ痕も時間の経過と共に赤味から茶褐色に変化する為、その時々の色調に合わせレーザーを使い分けて患者様にあったオーダーメイド治療していきます。
ニキビをご自身で潰す方もいますが、皮膚に過剰な負担をかけてしまい、肌を傷付けたりニキビ跡が残ってしまう場合があります。当院ではニキビの面ぽう圧出は保険で対応していますので出来てしまったニキビはご自身で潰さずクリニックにお任せください。
自費診療でVビームを使う場合、当院では1ヶ月に一度治療を行います。
保険診療の場合は3ヶ月おきの治療になります。
老人性血管腫や静脈湖は1〜2回の治療で消失することが多いですが
赤ら顔、酒さ、毛細血管拡張、ニキビ跡の赤み、といった症状の場合は1回では効果が限定的です。満足いく効果を得るためには4回〜6回の治療が必要になります。Vビーム治療に回数制限はないですので、効果を感じられている場合は継続治療可能です。治療回数を増やせばさらに効果は強くなるといわれています。
院長からの施術ポイント
繰り返すにきびはケミカルピーリングと併用した方が効果的です!
ニキビ用のレーザーは、出来てしまった炎症のある赤いにきびを早く治し、痕になりにくくする治療です。出来てしまったニキビやニキビ痕を改善させることは出来ますが、その部位が治ってもまた別の場所に新しく出来る場合、また一旦治癒してもまた同じ場所に繰り返しできる場合は、その部分の肌質を改善させなければ治っては繰り返すサイクルからは抜け出せません。
レーザー単独、またはケミカルピーリングと併用して治療を行った方が効果的かはカウンセリングの際に説明します。
使用機材・薬剤
赤いニキビ用レーザー(Vビーム)
当院では米国CANDELA社製のVbeAmⅡレーザーを使用しております。VbeAmⅡレーザーは、波長595nmのロングパルスダイレーザーで、従来のVbeAmよりも大口径で且つ高出力でのレーザー照射が可能となり、スピーディーで安全にレーザー照射を行うことができます。波長595nmのレーザー光は、血液中のヘモグロビンに選択的に吸収される特徴を持ち、毛細血管が凝集した部位ではヘモグロビンがレーザーの光エネルギーを吸収し熱変換することで血管内壁が熱破壊されて血管を閉塞させる効果があります。
また、VbeAmⅡパーフェクタは照射時間が調節可能になり毛細血管の血管径に応じた照射時間を設定することができ、パルス幅の微調整も細かくできることで皮膚のコラーゲンを生成する繊維芽細胞を刺激し、それによりお肌の若返り(リジュビネーション)にも効果を発揮します。レーザー光が血管周囲の線維芽細胞を強力に刺激する事で、皮膚再生能力が高まり、コラーゲン合成が活発になると言われています。肌深部のコラーゲンまた一部の毛細血管が破壊されることで、ニキビ跡の赤みの治療にも効果的と言われています。そのため当院では、ニキビ跡の赤み・凹凸や加齢によるシワ・ハリの減少に対しての治療にも用いています。(厚生労働省認可番号:22800BZX00358000)
使用機材・薬剤
茶色いニキビ用レーザー(アレキサンドライトレーザー)
アレキサンドライトという宝石を用いて755nm(ナノメートル)という波長を出し、メラニン色素に反応させます。レーザー光線は表皮の色素細胞や毛包のメラニンに反応するためシミの治療、脱毛などに効果があります。また、難治性のニキビの治療にも用いられます。最近は、アレキサンドライトレーザーの照射が肌のコラーゲンの産生を促進し、開いた毛穴の引きしめ、美肌効果があることもわかっています。
施術の流れ
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施術前
赤みの強い炎症ニキビが頬全体に出来ていました。
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施術3回目
毎月1回の間隔で治療を行いました。
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施術6回終了後
ケミカルピーリング6回、ビタミンCイオン導入6回、ニキビレーザー6回の治療を行いました。炎症ニキビもなくなり、肌トーンも明るくなり、とてもきれいになりました。
よくある質問
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施術中痛みはありますか?回答を見る
VビームⅡには冷却装置がついてますので、レーザー照射と同時に皮膚の冷却ができ、比較的痛みが少なく治療を受けていただけます。痛みの感じ方には個人差が大きく、施術部位や肌状態にもよりますが、ゴムで弾くような痛みを感じる方もいらっしゃいます。状況に応じパワーを調節しますので、ご心配の方はご相談ください。
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1回で効果がありますか?回答を見る
個人差がありますが、複数回の治療、通院が必要です。 目安として5回以上が推奨されます。
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施術後の注意点はありますか?回答を見る
照射後は日焼けや洗顔の際にも強く肌をこすったりしないで下さい。紫外線対策と保湿をしっかり行ってください。
ご確認事項
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ダウンタイム詳細を見る
Vビームはシミのレーザーとは違い、通常はかさぶたを作らないため、比較的ダウンタイムの少ない施術になります。レーザーの出力や打つ場所により、ダウンタイムは様々です。
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リスク・副作用詳細を見る
副作用で最も多いのは、照射後の赤みと軽いむくみです。特に、ほほなど、顔の広範囲にVビームを照射したときに出やすいです。通常は当日のみもしくは翌日まで程度で、その後は問題ないことが多いです。ただし、個人差があります。出力を上げるほど、むくみは出やすくなります。
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注意事項詳細を見る
・色素沈着を避けるため日焼けに十分注意ください。
・レーザー治療後は遮光が必要です。外出時には日焼け止めやメイクなどで患部を露出させないよう注意してください。
・レーザー照射後に一時的な赤味や腫れが出現しますが、数日間で消失します。
・必要時は抗炎症剤を処方しますので再診してください。(再診料が掛かります。)
・広範囲の治療の場合、当日はシャワー浴可能ですが、入浴・熱いお湯や、強くこすることは避けてください。
以下に該当する方は、施術を受けて頂くことができませんので、ご了承ください。
その他症状により施術できない場合もありますので、必ず事前に医師とご相談ください。
・妊娠中・授乳中の方
・強い日焼けをしている
・日光過敏症
・てんかん発作既往のある方(まぶしい光が発作の誘因になる場合があります。)
・ペースメーカーのある方
・金の糸治療を受けた方*これ以外にも予期せぬリスク・副作用がある場合がございます。
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薬機法上の承認について詳細を見る
国内未承認治療について
当院では、国が承認していない機器や薬を用いての自由診療を行っています。(国内未承認治療)国内未承認治療は、海外で認可された機器や薬を医師が個人輸入を行い、治療提供している場合と、国内の薬剤を使用している場合があります。
*承認を受けていない医薬品・医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページをご確認ください。
シネロン・キャンデラ社 VビームII 厚生労働省日本国内承認治療機器
医師等が、個人輸入により入手したものです。